鉄道研究部では、目的があって敷かれ社会で大きな役割を果たす存在である鉄道の姿を実際に見て学ぶ機会を年間5回設けています。
去る6月には今年度の第1回研修旅行として、小湊鐵道線の沿線に出かけました。
新宿駅から新宿さざなみ1号で五井駅へ向かい、1日乗車券を購入してよく揺れる古い気動車に乗車し、小雨の降る中、緑の田畑の合間に古めかしい駅舎の現れる風景を進みます。

辺りの地形が少し起伏を示してきた高滝駅で最初の下車。ホームの紫陽花に出迎えられ、設けられていた七夕飾りの短冊に願い事を込める生徒も。
駅から紫陽花の咲く丘を越えるように少し歩いて、杜の中に鮮やかに赤い社殿の建つ高滝神社や、ダム湖の高滝湖の辺りを散策しました。


高滝駅から引き続き下り列車に乗り、観光客向けの小さい店の立つ里見駅で小休止しつつ、山がちになった道を進んで、ほとんどの列車の終着駅となる養老渓谷駅へ下車。紫陽花に彩られる古い駅舎に隣接して足湯が設けられており、しばしみんなで足を休めました。

上り列車に乗って、ここまで来た道を引き返し、上総牛久駅まで引き返しました。飾り気のない素朴な街から駅裏の県道沿いまで散策し、なんでもない地場の飲食店で昼食。駅に戻り、古い保存車両が展示されて休憩所となっている上総牛久駅0番線という施設でしばらく過ごしました。

もう一度下り列車に乗って2駅ほど進み、上総鶴舞駅へ。いくつものドラマやCMなどのロケ地として有名らしい駅は小さく古めかしく、草原のように緑の広がる里山の中でカーブを描く線路が、ここにきて急速に晴れ上がった青空の下に穏やかな風景を作ります。雨上がりのぬかるんだ道と格闘しつつ、駅裏にたたずむ発電所跡という建物にも足を延ばしました。


最後に上り列車に乗車して起点の五井駅へ戻り、小湊鐵道線のホームや、たくさんの車両の留置される車庫を間近に眺められるこみなと待合室を訪れ、土産物の購入などもしつつ、新宿さざなみ4号に乗車して新宿駅へと帰り着きました。


