鉄道研究部

鉄道研究部の近況 ~日帰り研修旅行、春季合宿~
2025/08/24

更新が滞っており申しわけありません。
鉄道研究部の最近の活動の紹介をさせていただきます。

本年度も昨年度と引き続き、月曜と土曜の放課後を定例の活動日とすることにしました。
校内での活動は、紫苑祭で展示するNゲージ鉄道模型のジオラマの製作や、車両の試運転などを行うほか、多くの部員が楽しみにしている研修旅行や合宿などの計画を話し合ったりしています。そして紫苑祭では、研究の成果をジオラマ作成や掲示物、動画の作成などの方法で報告し、たくさんのお客様に楽しんでいただいています。

鉄道がその役割を果たす場面を実際に見聞きして学ぶ貴重な機会として、週末を利用して年間3回程度の日帰り研修旅行、そして夏休みと春休みにそれぞれ1~2泊程度で合宿研修旅行に出かけることが、部活動としての大きな恒例行事となっています。

日帰り研修旅行は例年6月、11月、2月をめどに計画しております。
今年2月には、東武伊勢崎線、小泉線などを乗り継ぎ、わたらせ渓谷鐵道線の沿線へ。北上するにつれ残雪も現れる渡良瀬川の渓谷に沿い通洞駅に下車。駅近くの足尾銅山観光で、トロッコ列車も含む銅鉱山の坑道跡の見学。そして神戸(ごうど)駅へ戻り、昔の東武特急の廃車両を利用したレストランで昼食、駅裏の公園で渡良瀬川の川面と触れ合ったののち、最後は東武特急りょうもう号で帰京しました。

3月末には1泊2日で長野方面へ合宿に出かけました。
初日は北陸新幹線で長野へ、バスに乗り継ぎ、廃線となった長野電鉄屋代線の松代駅跡へ。よい状態で保存されている駅舎と、駅裏の城跡を見学。廃線跡に沿うように運行される須坂駅までのバスに乗り、時間調整で途中の信濃川田駅跡の保存駅舎も見学することができました。須坂からは長野電鉄線で小布施へ、構内に保存されている昔の特急列車の見学や、短時間で味わいのある街並みを散策しました。その後もと小田急の特急列車だった車両の特急列車で湯田中まで乗車し、駅前の温泉に入浴ののち、最後にもと成田エクスプレスだった車両の特急列車で長野まで戻り、宿泊。

 

2日目は宿舎から権堂商店街、表参道経由で徒歩で善光寺参りののち、東側の城山地区を散策。小学校の校庭に展示されている除雪機械を見つけたり、長野電鉄線が地下から地上へ出てくる地点を探し当てたりしつつ、地下駅の善光寺下駅へ。長野駅に戻り、JR篠ノ井線に乗車し、スイッチバック式の姨捨駅から広大な善光寺平の風景を眺めつつ松本駅へ。松本では松本城を訪れ、黒い天守閣がお堀の向こうに浮かぶ姿や、本丸で咲き始めた桜に彩られる姿を眺めましたが、混雑につき天守閣に入場することはあきらめて駅へ戻り、最後に特急あずさ号で帰京しました。

6月には東武東上線経由で秩父鉄道線の沿線へ。まず長瀞駅に降り、ライン下りの船の行きかう岩畳を散策して隣の上長瀞駅まで。そして上長瀞駅からほど近い荒川鉄橋見上げる川岸へ降り、ライン下りの船や、鉄橋を行き交う様々な旅客列車や貨物列車、そしてSLパレオエクスプレスの姿をしばし楽しみました。その後秩父鉄道線の終点三峰口駅まで乗車し、駅裏のSL転車台公園を訪れ、パレオエクスプレスをけん引するSLの方向転換の様子を目の前で見学しました。そして秩父鉄道線で秩父駅まで戻り、秩父神社やレトロな街並みを西武秩父駅まで散策、最後は西武線の特急ラビューで帰京となりました。

続く

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