そして、この春休みには1泊2日で新潟県内を巡ってきました。
初日は北陸新幹線から上越妙高駅で、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインへ乗り継ぎ、直江津へ。まずは直江津駅から目的地のD51レールパークのある車庫へ入る回送列車への乗車体験に参加。特に洗浄線で車体を洗われている様子を車内から見ることができ、大量の水を浴びて巨大なたわしに磨かれる迫力を体験することができました。園内ではD51に牽かれる車掌車に乗ったり、ターンテーブルに乗せられて回転するD51を見たり、また展示されている車両の内部、特に「おいらん列車」については詳しく見学させてもらうことができました。午後は直江津駅からJR信越本線で、海に一番近い駅とも言われる青海川駅へ降り立って、駅を囲む険しい崖の上への急な坂道を上って、逆光ではありましたが海と山と線路のつくる素晴らしい展望を楽しむことができました。その後引き続き信越本線に乗車し、大きな町となっている長岡に宿泊しました。
2日目は長岡駅から、信越本線の特急しらゆき号に乗車し、ところどころ満開の桜に彩られる街をかすめつつ広大な越後平野の田園を疾走して、鉄道の要衝となる新津駅へ。レンタサイクルを利用して、新津鉄道資料館を訪れました。かつて現場で使用されていたたくさんの物品の展示や詳しい解説、屋外にも新潟を走っていた車両が展示され、充実した展示によりたくさんのことを学びました。
そして、改装工事の進む新潟駅、越後線、吉田駅から海へ向かって2駅ほど伸びる弥彦線に乗車して終点の弥彦駅へ。彌彦神社の門前町はたくさんの桜に彩られたくさんの人で賑わっていて、神社の参拝にも行列ができるほど。生徒が想像していたローカル線の終着駅の雰囲気とはだいぶ印象が違ったようで、鉄道が敷かれるということには理由があるということを実感を伴って理解したようでした。弥彦山ロープウェイにも往復乗車し、山頂から佐渡島まで見渡せる広大な日本海と、島のようにいくつかの大きな街を広大な田んぼの中に浮かべる越後平野の大展望を存分に楽しむことができました。最後に弥彦線で燕三条駅へ移動し、上越新幹線に乗車して密度の高い合宿を締めくくりました。
鉄道研究部は今後も楽しく充実した活動を行いたいと思います。
新入生の皆さん、一緒に鉄道旅行や模型製作を楽しんでみませんか。
今鉄道に詳しくなくても、嫌いじゃなければ大丈夫。
お気軽に理科室、または顧問の村中(4D担任・理科)まで。