鉄道研究部

鉄道研究部の近況 ~夏季三陸合宿~
2025/08/24

そしてつい最近、8月上旬には夏季合宿として、三陸鉄道沿線を訪れました。
初日は東北新幹線、大船渡線経由で気仙沼へ、そして震災に伴いBRTに転換されたバスに乗車して、三陸鉄道の南側の起点の盛駅へ。岩手開発鉄道の旅客ホーム跡や、線路とバス専用道路の入り組む駅構内、現役の長い貨物列車の姿を見学ののち、三陸鉄道線の旅を開始。名前に惹かれて恋し浜駅に下車して、谷底の集落を眺める駅で幸せの鐘を鳴らしたり、集落の散策ののち駅近くの公園で無邪気に駆けずり回ったりした後、釜石まで三陸鉄道線に乗車し宿泊。

2日目は引き続き三陸鉄道線を北上し宮古駅で下車、バスに乗り換えて風光明媚な浄土ヶ浜を訪れしばし散策。宮古駅に戻り魚菜市場で昼食ののち、午後は引き続き三陸鉄道線で最近できた新田老駅に下車し、ほど近い所に残されている震災遺構のたろう観光ホテル跡を外から見学。1、2階部分が津波にさらわれ鉄骨のみの姿になっている姿に、少なからず衝撃を感じている部員たちでした。新田老駅から岩泉小本駅まで北上、内陸に向かうバスに乗り継ぎ、廃線になって久しいJR岩泉線の岩泉駅跡を見学ののち、岩泉町内に宿泊。

3日目は宿舎から近い龍泉洞の見学からスタート、自由に飲める水や、10℃近くの洞内の冷たい空気、そして奇妙な形の鍾乳石やどこまでも透き通る地底湖の姿を楽しみました。バスで岩泉小本駅に戻り引き続き三陸鉄道線を北上、大沢橋梁、堀内駅や安家川橋梁などからの雄大な海の眺めを楽しみつつ、北側の終点の久慈駅まで乗車しました。久慈駅からは引き続き海沿いに北上するJR八戸線に乗り継ぎ、青森県まで足を踏み入れ種差海岸駅へ。駅近くにある広大な天然芝の海岸で、無邪気に鬼ごっこに興じ、また4時間ほど列車がない時間帯を補完する路線バスを利用して、ウミネコの繁殖地でもある蕪島神社を訪問ののち鮫駅へ。最後に生徒たちの強い希望で八戸線沿線の銭湯に立ち寄ったのち、八戸駅から夜行バスを利用しての帰京となりました。

目下我々鉄道研究部は紫苑祭に向け、大規模な改装が加わる予定の大ジオラマの建設と並行し、これらの合宿・研修旅行の報告動画や掲示物の作成に勤しんでおります。
皆様の紫苑祭へのご来場を、部員一同お待ちしております。

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