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失敗から学び
2019/09/07

残暑が続く中、セミたちの鳴き声もどこかしらさみしい季節となりましたね。東京立正は9月2日の始業式より元気よく2学期がスタートしました。夏休み中の部活動やボランティア活動等々を通して一回り成長した生徒たちの笑い声が廊下に響き渡っています。「校長室の窓から」も再スタートです!  

では、この場をお借りして8月最終週に先生方4人で参加したセミナーでの失敗をお話しましょう。JTB主催「教育プログラムセミナー~SDGsを通じた探求学習へ~」におけるSDGsカードゲームでのことです。チーム同士でカードを売ったり交換したりしてチームと世界の課題を達成するゲームです。

〇2~3人のチームを作り、写真のようなカードが3種類で15枚くらい配られます。

〇私のチームの課題は「時間(黄色)を15枚集めること」でした。

〇参加全チームで達成させる課題は、ゲームを通して世界の状況メーター「経済活動」「環境」「社会」の3つをそれぞれ+10ポイント以上にすること。つまり、自分たちの目標と世界をよくする目標を達成するということです。

結局私たちチームは時間カードを14枚しか集められず、時間切れでゲーム終了となりました。ところが終わってから気づいたのですが、全員で達成する世界の課題の方は、時間カードが+1ポイン分あれば、3つすべての課題がクリアだったのです。私たちが自分の課題にとらわれず、世界の課題に目を向けていれば・・・。自分たちが1枚の時間カードを失う犠牲を払っても、世界に「+1」をもたらすことをしていれば・・・。ゲームの勝ち負けに夢中になり、世界という大きな視点で見る冷静さを失い、慈悲の精神や地球への愛を忘れていたからだと反省です。

この失敗からの学びは大変大きく、参加した誰よりもこのメンバー3人が最も大きな学びを得たのだろうと確信しています。

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