ご無沙汰しております。コロナ禍の影響の厳しい鉄道研究部です。
緊急事態・まん防の発令下では合宿や研修旅行もままならないのですが、
昨年度末、どちらも解除された3月22日、感染予防に充分配慮しながら、
ほぼ1年ぶりに、日帰りの研修旅行を行いました。
4名の高校3年生にとっては卒業旅行ともなり、そして、下級生と旅行する
最初で最後の機会となりました。
行先は、卒業生は高2の6月に行ったはずの銚子電鉄線。
細かい行程は彼らなりに工夫して、キャベツ畑の散策や、外川から犬吠埼への
海岸沿いの散策、犬吠埼での磯遊びなど、
今回もたくさんの思い出を作ることができたようでした。
新年度は中1の新入部員を1名迎えましたが、上級生は高2の1名のみ。
再び発令された緊急事態宣言の元、研修旅行もしばらくお預けという
苦しい状況が続いていますが、卒業生の一部はちょくちょくと母校に
姿を見せてくれ、現役生の意向を尊重しながら、
紫苑祭に向けたジオラマの作成を手伝ってくれています。
そしてこの夏休み、1年前に卒業した卒業生が音頭を取ってくれて、
2年間の卒業生が、鉄研の活動場所に集ってくれました!
それぞれの近況など語りつつ、現役生だった時と同じように、
他愛ない話に花が咲き、
楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
コロナ禍で進学先での生活も満足のいくものとは言い難い中、
ふとしたきっかけで戻ってきてつかの間でも楽しい時間を過ごすことの
できる仲間を、3年あるいは6年かけて作ってあげることができたということを感じ、
顧問としても感慨無量の1日となりました。
目下、今月下旬の紫苑祭に向け、研修旅行の報告と、
ジオラマの作成に引き続き取り組んでいます。
現役部員が少ないのであまり大きなことはできないですが、
細部にはそれなりに修正が加わって、
先代の遺産を引き継ぎつつ、この代の作品ができつつあります。
手伝ってくれている卒業生も、何やら壮大な仕掛けを制作している模様、
果たしてうまくいくのだろうかと心配しながら、見守っているところです。