鉄道研究部

鉄道研究部の活動(2)
2024/04/18

つい先日、4月2~3日には、名鉄各線への乗車を主目的とした愛知県、岐阜県への春季合宿を行いました。
初日は早朝の新幹線で出発、在来線に乗り継いで、蒲郡から蒲郡線で吉良吉田、西尾線で西尾へ進み、西尾城を中心とする西尾駅周辺の街を散策。午後は西尾線で知立、三河線(山線)で猿投へ進んで、とよたおいでんバスというコミュニティーバスを利用し、この先廃線となっても比較的良好に保存されている三河線の線路跡や各駅の跡地を訪問。特に枝下(しだれ)駅跡では、自由に扱えるようにされているトロッコのような車両でみんな一緒に楽しく遊ぶことができました。猿投駅に戻り、名鉄三河線、豊田線、名古屋市営地下鉄鶴舞線と乗り継いで宿へ。味噌カツやきしめん、手羽先などのいわゆる名古屋めしをいただける店で夕食としました。

2日目はあいにくの雨となってしまい、きれいな写真も撮りにくい状況となってしまいました。まず犬山線、広見線と乗り継いで御嵩駅へ。中山道の宿場町を散策ののち、たまたま中山道みたけ館で開催されていた「鉄道の思い出展」を見学、「いもむし」の愛称で親しまれたという列車のことなど、この地に敷かれた鉄道路線のかつての姿を学びました。そして広見線で犬山に戻り、風情のある城下町を経由して、現存天守の一つの犬山城を見学。急な階段を上り最上階にたどり着けば、大きく流れる木曽川の両岸に広がる街並みを結ぶ名鉄の橋、これらを大きく囲む街並みの風景を広々と眺め渡すことができました。最後に名鉄各務原線、竹鼻線と乗り継ぎ、こんなことでもなければ利用する機会などないかもしれない岐阜羽島駅から上りの新幹線を利用し、東京へと戻ってきました。

今年度も東京立正鉄研は、実際に役割を果たしている鉄道の姿に触れて深く理解すること、生徒たちが主体となって旅行や紫苑祭に向けて計画的に準備し実行すること、ともに活動する仲間のことを思いやり、部員同士困ったときに助け合えるような関係を構築することを念頭に置いて活動を進めます。
鉄道の知識量に自信がなくても、嫌いでなければ大丈夫。これらのことを理解して、保護者や他の人ではない自分自身の意志で入部することを決めてくれた人の入部を歓迎します。一緒に鉄道旅行を楽しみましょう。

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