修学旅行2日目の様子をお届けします!
2日目の行程は、糸数壕見学 ⇨ 旧海軍司令部壕見学 ⇨ グループ別自然体験を行いました。
糸数壕では全長270mの自然洞窟の中を歩き、途中で懐中電灯の灯りを消して当時の洞窟内がどれほど暗くて苛酷な状況だったのかを追体験しました。
旧海軍司令部壕は人工的に掘られた壕で、糸数壕のように自然にできた洞窟と人工的な壕との違いを実感することができました。
午後は、イノー体験/ビーチコーミング/ガジュマルの森散策の3つのグループに分かれ、イノー体験ではサンゴ礁の観察、ビーチコーミングでは浜辺で貝殻集め、ガジュマルの森では森に生息する動植物の観察などを通して沖縄の自然に触れました。
2日目の生徒の感想をいくつかご紹介します。
「糸数壕は、想像していたよりもずっと暗くて本当に何も見えず、この中で生活していたのは本当に苛酷なんだと感じた。ひめゆり学徒の人が、手術で切断した足や腕を日にちが経つにつれて慣れて普通に運べるようになったと聞いて、戦争は人間が人間でなくなってしまうのだなと怖くなった。」
「旧海軍司令部壕では、自決に用いた手りゅう弾の破片が跳ね返ってできた小さい穴を見て、人の死をとても身近に感じ、苦しかっただろうと悲しい気持ちになった。」
「イノー体験をしてみて、サンゴ礁は想像していたよりも茶色く、白化しているものも多かった。サンゴは動物であることを初めて知った。」
「ビーチコーミングでは砂浜で貝殻を拾ったが、いろんな種類の物が落ちていてビックリした。レアモノはどれなんだろうと手探りで貝や石などを拾うのが楽しかった!」
「ガジュマルの森では、植物の葉をちぎって転写した。葉っぱを紙の下に入れて鉛筆で擦ると、葉の形や葉脈が浮き出てきてとても面白かった。東京では見られない大きな葉や長いツル、曲がった木を見れて貴重な体験ができた。」
糸数壕にて。壕に入る前に説明を受けました。
旧海軍司令部壕の慰霊碑にて
旧海軍司令部壕の中の様子
イノー体験の様子① ちなみにイノーとは、サンゴ礁に囲まれた穏やかな礁地(しょうち)を意味する方言です。
イノー体験の様子②
ビーチコーミングの様子①
ビーチコーミングの様子② 集めた貝殻を小瓶に入れて持ち帰りました!
ガジュマルの森散策の様子①
ガジュマルの森散策の様子② イモリに出会いました!