男子バスケットボール部

関東大会予選・インターハイ予選
2023/08/05

大変遅くなってしまいましたが、4月に行われた「関東大会予選」と5月に行われた「インターハイ予選」の結果をお知らせします。

◆関東大会予選◆
4/16(日) 【会場:芝高校】
1・2回戦 東京立正 77ー60 暁星
(15ー21、19ー17、27ー12、16ー10)

で、今季公式戦初勝利を収めました!!

会場は、東京タワーのすぐそばにある芝高校でした。芝高校の敷地から見あげると、「東京タワーはこんなに雄大な建造物だったのか」と圧倒されてしまいます。

暁星のディフェンスは、2ー3のハーフコートゾーン!!選手が8名(ターム留学組を除くと6名)しかいないうちのチームにとって、練習をすることが難しいゾーンディフェンスは鬼門です。

案の定、大苦戦しました!!タイムアウトをとりながら試行錯誤する時間が続きます。単純な正面突破を試み、ターンオーバー(シュートを打たずに攻撃失敗)の山を築きます。

それに対して、暁星は3ポイントシュートが絶好調でした!!エースシューターだけでなく、ほぼ全員が3ポイントシュートを驚くべき精度で決め続けます。

前半は常に追いかける展開でした。10点以上の差をつけられた時間が長く続きました。

しかし、こんな展開にも関わらず、不思議と選手たちが落ち着いていました。徐々にこちらが相手のゾーンに慣れてきて、ついには第2クォーター後半に、相手がマンツーマンにディフェンスを変更しました!!

こうなると、一気に形勢逆転です。まるで、映画『THE FIRST SLAM DUNK』のように、怒涛の追い上げが始まります!!

まず、こちらの3ポイントシュートが次々に決まり出します!!それだけでなく、ドライブやポストプレー、速攻などが思い通りに決まり出します!!

そして、それを観ていたベンチや客席の応援もボルテージが上がり、選手たちの活躍に大声援が呼応します!!

終わってみれば、3ポイントが合計12本決まり、相手に17点差をつける大勝でした。これで、創部以来通算19回目の3回戦進出を果たしました!!

先ほども触れたように、選手8名(ターム留学組を除けば6名)とマネージャー1名だけで、冬を越しました。まるで男女共学になった創部1年目のような状況でした。杉並大会や練習試合では、いつも試合が成立するのか、ヒヤヒヤしていました。

耐え凌いだ時間があった分、いつもの年の何倍もうれしいです!!

外に出ると、ハナミズキの新緑と花の向こうに、また巨大な東京タワーが見えます!!冬が終わり、東京中に春が来たことを感じます。

月日が流れ、「新人戦」の頃に比べて、一人ひとりが精神的に大人になりました!!今は、お互いを思いやる気持ちに溢れています。今日の大逆転はこの精神的な成長が要因だと思います。うちのチームにも、ついに春が来ました!!

最後に、東京タワーを背景に集合写真を撮りました!!みんな満面の笑顔です。今日は勝ててよかったと改めて感じます。

 

4/23(日) 【会場:三鷹中等教育学校】
3回戦 東京立正 47ー111 東大和南
(9ー38、14ー27、3ー28、21ー18)

で、残念ながら敗れてしまいました。しかし、新人戦支部大会優勝の強豪相手に、第4クォーターだけは、勝ち越すことができました!!

会場の三鷹中等教育学校は、緑と若者たちの歓声があふれる学校でした!!バスケットボールの試合以外にも、サッカーやテニスの試合も同時に行われていて、ある時は校舎の3階から「おーっ」と高校生たちのどよめき声が聴こえてきます。

今回は部員たちの家から近く、昼時の試合開始だったためか、大勢の保護者の皆さんが駆けつけてくれました!!また、見学を希望した新1年生たちも手伝いに来てくれました。まさに、最高の晴れ舞台です。

第4クォーターの熱狂が、まだ余韻として残っています。敗戦はしたものの、明るい未来を感じる一戦となりました。

 

◆インターハイ予選◆
この大会から、ユニフォームを一新して、〝えんじ色〟のユニフォームにしました!!

映画『THE FIRST SLAM DUNK』が流行っているので、「〝赤色〟のユニフォームはどうか?」と顧問が聞いたところ、選手たちは「〝赤色〟は恥ずかしい」とのことです。そこで、結局〝えんじ色〟のユニフォームに落ち着きました。このやりとりを観て、採寸に来ていたユニフォーム販売業者の方が微笑んでいました。

つまり、この新ユニフォームは『スラムダンク』をオマージュして作りました!!

それでは…、新ユニフォームで挑んだ、インターハイ予選の初戦の結果はどうだったのか?

 

5/28(日) 【会場:聖学院高校】

2回戦 東京立正 62ー82 都立三田
(9ー19、19ー19、15ー26、19ー18)

で、残念ながら敗れてしまいました。これをもって、3年生2名が男子バスケットボール部を引退します。

来週までは絶対に勝ち進めると、確信していたので、まだ負けた実感が湧いていません。

ふと、人生もこのように突然幕を下ろすのかもしれないとも考えさせられました。

第1クォーターで、両チームともチームファウルが5つ以上になる、ファウルが多い試合になってしまいました!!気をつけてはいるのですが、両チームとも主力選手の何人かがファウルトラブルに見舞われてしまいます。

先週に三田高校の公式戦を見学に行き、試合をビデオに収めて、相手チームの特徴は研究していました。それだけに、前半を終えて10点差の時点では、「上手くはいっていない。しかし、必ず後で挽回できるだろう」という感触が私も含めてチーム全体にありました。

そして、運命の第3クォーターを迎えます!!ここで私たちのチームは、「ファウルトラブルの主力選手は休ませて、相手のファウルを増やしておいて、第4クォーターで逆転する」方針をとります。

一方、三田は「ファウルトラブルの主力選手を、そのままコートに立たせて続ける」方針をとります。

第3クォーターの途中までは、うちのチームのプラン通りに事が運びました!!点差は離されずに、三田の選手たちがファウルトラブルに見舞われていきます。東京立正の控えの選手たちが次々とコートに立ち、いずれも大活躍します!!

しかし、第3クォーターの後半は、逆に完全に三田の流れになってしまいました。タイムアウトを取っても、この悪い流れを止めることができませんでした。

このインターハイ予選からは、コロナ禍前と同じように、誰でも試合会場に入ることができるようになりました。おかげで、朝早くから大勢の方々が応援に駆けつけてくれました。1プレー1プレーに、両チームの観客席がドッと湧きます!!1プレー1プレーに、観客席が釘付けになります!!

こんな環境の中で、引退できたのは幸せだったのだと思います。

仲のよい3年生2人が、最後まで力を合わせて、部活動をやり遂げました!!

照れくさがる2人をなだめて、校門を出る直前に、みんなで記念写真を撮りました!!あれだけ恥ずかしがっていたのに、2人を含めて全員が満面の笑顔で写っていました!!

保護者の方々につきましては、コロナ禍で社会情勢が目まぐるしく変化する中で、3年間様々な形でのご協力をありがとうございました。

最後の数ヶ月でしたが、試合会場でお母様方と、楽しい会話(主に『スラムダンク』)をして、ハラハラドキドキしながら試合を観ることができました。あの日のことを昨日のことのように思い出します。3年間、本当にお世話になりました。

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