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”無駄な努力”

ソフトテニス部
2020/4/28

昨日の雨も上がり、コート整備に取り掛かりました。3時間約13000歩。午後は不安定な天気という予報で2時頃雨マーク。コート整備は4面ブラシを掛けましたが、ローラーは、1.2コート(A.B面)縦に掛けました。縦を掛け終えて、横を掛けていると、雲行きが怪しくなってきたので(予報より1時間ほど早い)切り上げました。3.4コート(C.D面)は、ブラシだけになってしまいました。すみません。コートは今日も、柔らかかったです。縦横ローラーを掛けられたら、コートも落ち着くと思うのですが。なかなか上手くいかないものです。そして、雷と雨が予報通り14時頃から降ってきました。

コート整備をできる限り続けていますが、整備してもその後使うわけでもないのに意味あるの?と感じる方もいると思います。一見”無駄”と感じられることが実はとても大切な意味を持っているのです。今日のように、コート整備をしてもすぐに雨が降るから意味がないのでは?に対して私は「何とか縦だけでもローラーを掛けることができて良かった。」になるのです。雨が降ったらまたコート整備をしたら良いのです。何故そのような考え方になるのか。クレー(土)コートは、雨が降ると土の粒子が膨張し、雨が止んで晴れると、乾燥して粒子が縮む。そのことで粒子の間隔に隙間ができることで粒子のくっつきが弱くなり、コートが柔らかくなるのです。ローラを掛けて、土に圧力を掛けることで粒子間がなくなって粒子が満員電車状態になります。それぞれの粒子が圧着してコート強度が増すのです。整備をしているかいないかで、粒子間をしっかりと詰めるか否かで粒子間に余計な水分が入るかどうかが決まる。コート整備が出来ているコートでは、1回や2回の雨では(量にもよるが)動じることはありません。しかし、整備をされていないと粒子間に余計な水分が入り土が流失するまでに至ることになります。そのような理由で、こまめな整備が重要になるのです。”無駄”と一見思われがちなことが大切になるのです。表土が壊れ、土が流失したら、そう簡単に元には戻りません。

最近では、本校のような土のコートはとても珍しく貴重になってきました。それは、コート整備(手入れ)にとても手間が要るからです。人工芝コートが主流になったのも理解できます。雨が止んでらすぐに使え、降っていてもずぶ濡れにならない程度なら続行することもできるからです。そのことから、広域大会(関東大会やインターハイなど)では当たり前のように使用されるようになりました。土のコートは、雨が降ったら打球が変化し、水溜まりもできて使えなくなります。止んでもすぐには使えません。水溜まりの水を取ったり、砂を撒いたり、ローラを掛けたりと、コート整備が不可欠になります。しっかり整備されていないコートだと、少しの雨でもその日は使用できなくなります。それだけ土のコートは、手間暇を掛けなければならないのです。

コート整備は、楽ではありません。しなくて済むなら、そうしたいと考えるのが普通です。ただ、コートを大切にしなければ、練習場所がなくなります。それはもっと困ります。このような土のコートにも利点はあります。人工芝コートに比べて、圧倒的にケガの発生率が低いのです。人工芝コートは、足首、ひざ、腰に係る負担が大きいのです。あとは考え方です。コート整備をすることで、場所や道具を大切にする心が養われます。コート整備を繰り返すことで、体力も忍耐力もつきます。トレーニングとして捉えればよいのです。一見、”無駄な努力”と思われるようなことでも、実はとても重要な意味があったりするのです。今、私がコート整備をするのは、選手たちが戻ってきたらすぐに使えるようにするだけではありません。一見、”無駄”だと思われるようなことでも重要な意味を持ち、そのことが逆に今後大きな役割を果たすことを知っているから行うのです。さて皆さん、その意味を考えてみて下さい。そして”無駄な努力”こそ大切であるということを。

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